組合員さんにも職員にも家族がいて、
それを背負っているということを
忘れないようにしています。
共同購入・宅配事業部 松山北支所 支所長桑村 祐也(入協20年目)
- HISTORY
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- 入協
- 各支所(エリア担当)
- 各支所(チームリーダー)
- 松山北支所(支所長)
※現在は共同購入・宅配事業部 次長

新人を一人前にまで育て、見守っていく
新卒職員は初めに各支所に配属されることが多く、トラックで商品の配達をします。
数年ごとに各支所を経験し、チームリーダーや支所長になる人もいますし、店舗勤務からスタートする人や、支所の後に店舗、共済案内や運営企画などを担当することもあります。
新人のサポートは、その人に合わせて臨機応変に対応しています。
初めはリーダーがトラックに同乗し、独り立ちできるまでサポートします。「まだ危ないかな」と思えば、目安の期間を過ぎて同乗を続けることもありますし「一人でいけるな」と思っても、決めた曜日の午前中だけ一人で行くというような形を取る事もありますね。
また、配送中の事故やクレームなどのトラブルは、すぐに報告し、相談できる環境です。組合員さんと直で接する現場が一番大変なので、担当の声をしっかり聞けるような支所にしたいと思っています。
その職員だけでなく、職員に関わる家族も支えていく気持ちでサポートする
新人が初めから上手くできないことはわかっています。でも、そのままやらずにいれば最終的に苦労するのはその職員です。
言わないといけないことは言って、変えてあげないといけません。時には厳しく指導することもありました。
リーダーの時は担当一人一人とコミュニケーションをとって、本音を引き出すことを意識していましたが、支所長となると、見る人数が格段に多くなるので、自分が動いて見本になるよりも、人を動かすことに意識が変化していきました。
今は全員とコミュニケーションが中々取れないので、私の場合は、パートさんも含めて全員の誕生日を確認して、その日に声をかけるという機会を作っています。やはり、担当が将来的にリーダーや支所長になりたいと思えるようにならないといけないですよね。
リーダーや支所長となると、責任も多くなり大変ですが、同期がいたので、自分もがんばろうという気持ちで腐らずにいられました。私自身、これまで色々な人に支えられてきたので、担当には、コープえひめの仕事だけではなく、いろんな社会のことも教えてあげて、成長させてあげたいなと思います。
私が昔、支所長に言われたのは、組合員さんにも職員にも家族がいて、パッと見は一対一ですが、その向こうには何人もいるんだということです。
現在北支所には150人ほどの職員がいますが、その後ろに家族がいて、それを背負っているということを忘れないようにしています。
失敗も経験しながら、組合員さんを支えていける職員を育てたい
何より、組合員さんとのコミュニケーションがすごく大事です。
自分が良かれと思いやったことでも、相手にとってはそうでないこともあります。相手の気持ちを感じ取る力が必要ですね。ただ、それは失敗しながら覚えたりもするので、 失敗を恐れず「トライ&エラー」でチャレンジして欲しいです。
相手が感じていることや求めていることに、すぐ反応し対応できる担当は、組合員さんからも好かれます。もちろん売上などの結果を残していく必要がありますが、まずは仕事やコープえひめが好きで、きちんと組合員さんの役に立てる仕事ができていたら、自然に数字がついてくると思います。
若い世代の職員とは目指すところは一緒でも、やり方や考え方が違います。
私自身も勉強しないといけないですし、変化が必要だと思っていますね。
今の子には夢や目標を持って仕事していただき、そこに私たちも関わっていきたいと考えています。