page_top

商品・レシピ

商品検査室より

「消費期限」と「賞味期限」

2018年03月19日

皆さんは、期限表示を見て食品を購入していますか?食品の期限表示には「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。今回はこの期限表示についてお話をします。

▲消費期限(CLもめんとうふ)

基本的にすべての加工食品(一部の食品を除く)には期限表示がされています。

消費期限とは、開封していない状態で、表示された方法を守って保存された場合に「○年○月○日」までは安全に食べられる期限のことです。品質の劣化が早く、長く保存ができないもの(だいたい5日以内)に表示されています。たとえば、お弁当、サンドイッチ、ケーキ、惣菜、豆腐などです。消費期限を過ぎた食品は、食べるのはやめましょう。

 

賞味期限とは、開封していない状態で、表示された保存方法を守った場合「○年○月○日」まで美味しく食べられる期限のことです。

▲賞味期限(CL美し牛乳)

品質の劣化が緩やかで、ある程度の保存期間がある食品に付けられています。たとえば、スナック菓子、即席めん、 缶詰、牛乳、乳製品などです。3カ月以上の場合は「○年○月」のみの表示にすることができます。

また、砂糖、塩など品質劣化が少ないものは表示義務がありません。アイスクリームなども同様でマイナス18℃以下の冷凍保存状態であれば微生物の繁殖がしにくいため賞味期限表示がありません。

賞味期限は、過ぎても食べられなくなる訳ではありません。色やにおい、味など五感を働かせて判断しましょう。

「消費期限」「賞味期限」も、袋や容器を開けないで、書かれている保存方法を守った場合、安全や美味しさを約束したものです。

一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。

期限表示の意味を正しく理解して、食品を無駄にしないようにしましょう。

一覧に戻る