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商品・レシピ

商品検査室より

食中毒予防の基本は手洗い

2018年05月21日

こんにちは!今回は、食中毒シーズンに向けて予防の方法を何回かに分けてお話します。

今回はまず食中毒予防の基本中の基本、手洗いについてお話します。一時的に食中毒を起こす病原微生物が人の手に付くと、その手は、病原微生物の運びやになります。が、一時的に付いた病原微生物は手洗いをすることで除くことができます。手洗いをすることは、自分の身を守るためだけでなく周りの人の身も守ることができます。

手洗いのタイミングは、

①調理を始める前

②トイレの後

③食材が入っていたトレイや包装材などに触れた後

④調理作業中に

・生鮮食品に触れた後(肉、魚など)

・そのまま食べるもの(サラダ・和え物・刺身・玉子焼き・漬物など)の調理や盛付をする前

手洗い方法は(厚労省手洗いポスターより)

①流水でよく手をぬらした後、石鹸をつけ、手のひらをよくこする。②手の甲を伸ばすようにこする。③指先・爪の間を念入りにこする。④指の間を洗う。⑤親指と手のひらをねじり洗いする。⑥手首も忘れず洗う。⑦十分に水で流す。⑧清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かす。⑧消毒用アルコールを手指にすりこむ。手順①~⑥までの手順を繰り返し2度洗うとより効果があります。好きな歌でもハミングしながらしっかり洗いましょう。(ハッピーバースデーを歌うなら2回だそうですよ)

手洗いのポイントは

・爪は短く切っておきましょう。

・腕時計や指輪ははずしましょう

・薬用石けん、逆性石けんを使うとより効果があります。(ただし、ノロウイルスに対しては十分な効果が実証され  ていません)

・石けんはよく泡立てましょう

・消毒用アルコールは手の水気をとってから使いましょう

・手を洗った後は、手荒れを防ぐためにハンドクリーム等でお手入れをしましょう

余談ですが、商品検査室では、手洗いチェッカーを購入しました。クリームを手全体に付け、普段通りの手洗いを行い、その手をブラックライトにかざすと洗い残しの部分が紫色に光ります。実際にやってみると爪の生え際、指の間、手首など洗い残しがありました。

一般的に、指先と手の甲は、洗い残す人が多い傾向にあり、利き手は、反利き手に比べて洗い残しが多いそうです。指先や爪の間、手のしわなど汚れが残りやすいところや利き手は意識して丁寧に洗いましょう。

正しい手洗いで食中毒を防ぎましょう。

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