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商品・レシピ

商品検査室より

毒キノコによる食中毒

2020年11月23日

こんにちは!

食欲の秋ですね。秋になると美味しいものが出回りますが、キノコは代表ですね。キノコによる食中毒のほぼ9割が秋(9月から11月)に集中しています。

今回は、これから多くなる毒キノコによる食中毒についてお話します。

食中毒の発症原因には大きく3つあります。

①細菌性食中毒②ウイルス性食中毒③自然毒食中毒です。その他に化学性や寄生虫などもあります。

毒キノコ食中毒は、自然毒食中毒(植物性)に当たります。発生場所は、家庭で食用のキノコと間違えて食べることが主な原因です。

食用のキノコと毒キノコを見分けるのは非常に困難で、素人判断は危険です。安易に採ったり、人にあげたりしてはいけません。

わが国では4000から5000種類のキノコが存在しているそうですが、食べることができるキノコは約100種類だそうです。食べると中毒になるとわかっている毒キノコは約200種類以上知られています。のこりの大半は毒性の有無もわかっていません。食べることができるキノコは意外と少ないですね。

症状は、食べた部分の有毒成分や量などによって異なりますが、主な症状としては、おう吐・下痢・腹痛などの消化器系の障害や、瞳孔の収縮・発汗・手足のしびれ・意識の混濁などの神経系の障害などが挙げられます。重症の場合は、脱水症状、けいれん、呼吸困難などを起こして亡くなることがあります。

知らないキノコは、絶対に「採らない!」「食べない!」「売らない!」「人にあげない!」

野生のキノコを食べて体調に異常を感じたら、直ちに病院を受診し、残品がある場合は持参しましょう。

くわしい情報は、厚生労働省のホームページに掲載されています。

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