page_top

商品・レシピ

商品検査室より

ノロウイルスとは

2020年11月23日

こんにちは!今年の夏は暑かったですね。体温を超える気温で体調管理が大変でした。

今回は、そろそろ活動を開始する時期になってきたノロウイルスについてお話します。

毎年のように、11月になると愛媛県及び松山市では「ノロウイルス食中毒注意報」を発令しています。感染性胃腸炎の患者が急増し、ノロウイルスによる食中毒の発生が予想されるためです。今年はどうでしょうか。事前にノロウイルスのことを知って予防しましょう。 

ノロウイルスとは

●潜伏期間は?・・・2448時間

●主な症状は?

吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱は軽度(3738℃くらい)「飲食物からの感染」と「ヒトからヒトへの感染」の2種類通常は、これらの症状が1日~2日続いた後治癒し、後遺症もありません。また、感染していても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。

●主な感染経路は?

飲食物からは、①ノロウイルスに感染した食品取扱者(食品製造、飲食店、家庭)が食品を汚染した場合。②汚染された二枚貝を生や十分に加熱しないで食べた場合。

ヒトからは、③ノロウイルス感染者の嘔吐物や糞便に接触した手などから感染(接触感染)。④家庭や集団生活の場(老人施設、病院、保育園、幼稚園、学校など)、人との接触が多い所で咳やくしゃみなどに含まれるウイルスを吸引することで感染(飛沫感染)。

●予防方法は?

①調理前やトイレの後の手洗い消毒を徹底しましょう。

②手洗い後、使用するタオル等は清潔なものを使用しましょう。

③細菌と異なりノロウイルスはアルコールに抵抗性が高いので、まな板、包丁、 ふきん等は、熱湯や消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)を用いて消毒しましょう。

④二枚貝の生食は避け、十分に加熱(8590℃、90秒以上)しましょう。

⑤患者の便、嘔吐物の処理には細心の注意をし、塩素系漂白剤で消毒しましょう。処理後はよく手を洗い、うがいをしておきましょう。

 

予防のポイントは 手洗い・消毒・加熱

 

2018年度の食中毒発生状況

<原因物質別事件数> 

1位:アニサキス 2位:カンピロバクター 3位:ノロウイルス

<原因物質別患者数> 

1位:ノロウイルス 2位:ウエルシュ菌 3位:カンピロバクター

 

一覧に戻る