
本品はサワラ材を使用しております。サワラ材の特性として、完成後も木の樹脂(ヤニ)を全体に出そうとする働きがあり、定期的に使用していれば出難いのですが、通気性の悪い場所に保管するなどしていると、ヤニが出てきます。ヤニとは木の樹脂(天然の養分、木が傷や腐敗から身を守る液)が木の表面に現れたものです。粘り気が強く、ネバネバしている場合もございますが、人体には無害です。取り扱い説明書にも明記させて頂いておりますが、ヤニが出た場合は、ぬるま湯に漬けてヤニを柔らかくしてから、薬用アルコールで拭いて下さい。なお、ウィスキー等の酒類でも代用できますが、なるべくアルコール度数に高いものをご使用下さい。シミが残る場合もありますが、ベタベタや苦味は除去できます。
現品を確認したところ、中のジャムとビンの間に小さな気泡が見受けられ、ビンを傾けるとジャムが動く状態でした。当商品はジャムを安定したゼリー状態(ゲル化)に仕上げるためにペクチンを加えております。ペクチンにつきましてはオレンジやりんごにも含まれている天然物でございますのでご安心ください。一方で、輸配送中に過度に振動が加わったり、横倒しや逆さまの状態で取り扱われたりなどした場合、ゼリー状態がくずれ、ジャムがビン内面からはがれることがございます。このような状態になりますと、ジャムに含まれた水分が分離して、ジャムが液体状になったように見えることがございます。このたびは、商品出荷以降に商品に振動が加わった、あるいは横倒しのような状態で取り扱われたなどの要因でゼリー状態がくずれてしまい、ジャムの水分が分離したものと考えられました。また、空気がかみ込んだことで気泡となったものと思われます。分離が発生しましても、品質には問題ございません。
肉の色は色素タンパク質でありますミオグロビンという物質が関わっております。このミオグロビンは周りの環境によって、化学変化を起こし、色が変化いたします。肉が空気に触れている部分は空気中の酸素とミオグロビンが結合し、時間が経つとオキシミオグロビンに変化し、鮮やかな鮮紅色の色素になります。今回、茶色く見えている部分は、肉が重なったことにより酸素が遮断された状態となっているため、ミオグロビンが酸素不足となったことにより、発色しなかったものと思われます。コープえひめ品質管理にて肉の重なった部分を剥がして、冷蔵庫で保管し、表面が空気に触れる状態にしたところ、肉全体が同じ赤色になり、重なっていた部分の見分けがつかない状態になりました。劣化しているわけではありませんので、食べても問題はございません。
アボカドの中心部にある種子に栄養や水分を送るための維管束という組織が酸化し、その状態で黒く変色したオイル分が通って硬化すると、黒い筋や斑点がはっきりでてくる場合があります。維管束の変色のみであれば、傷みではありませんので、ご使用いただけます。異臭がしたり、変色部が身に広がったり、崩れるほど身が軟らかくなっている場合は傷んでいます。アボカドの傷みは外観からの判別がつかないため、検品時に発見除去することは非常に困難でございます。お届け時に不良品がございましたら良品への交換対応をさせていただきますので、生協担当者までお申し出ください。
お預かりしました現品を確認しましたところ、お申し出いただきましたように包材のチャックシール部が片側にくっついて機能しない状態になっていました。袋の上部をハサミで切り取られたことが原因です。この包材はハサミ不要のタイプで、袋の上部を切り取るとチャックが機能しなくなります。 この商品を開封するときは、袋裏側の左上部にある「ツマミ」をつまんで右側に引っ張ります。これで包材の裏側のみに切れ目ができ、チャックシールが使用できるようになります。
南瓜には、皮の付近にウリ科植物の特有成分である「ククルビタシン」が含まれており、これが苦味・臭いを持っています。ゴーヤーの苦味成分と同じで、特に、未成熟果で収穫されたものの中には、この「ククルビタシン」が果肉部分にまで含まれることがまれにあります。この度は、この未成熟な南瓜をお届けしてしまった可能性が考えられました。この度の件を受けまして、取引先には、収穫時の完熟度チェック体制の強化と、出荷時の選別強化をするよう申し入れを致しました。