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くらしの交流

くらしの交流レポート

2018.08.03 金曜日

ピースセミナーが開催されました

▲田中英子さん

82日にコープえひめ本部でピースセミナーが開催されました。約20名が参加し、「ヒロシマでの被爆体験とその頃の小学生のくらし」と題して被爆者の田中英子さんが講演し、その後鶴の折り紙を教えていただきました。

田中さんは7歳、小学校2年生の時に被爆されました。頭部はいたるところにガラス片がささり、頬から口にかけて貫通するなどの負傷を負っており、被爆時のことはよく覚えていないといいます。父が応急処置をしてくれたものの、左目はほとんど見えなくなりました。因果関係はよくわからないものの、高校の時には肺結核になり、現在も接触アレルギー症状に悩まされています。当時、国民学校の生徒は国のために勉強より奉仕作業に動員され、2年生の田中さんも国語や図画の時間は、兵隊さんの慰問袋に入れるための慰める文書や絵を書いていたといいます。坂の上の雲の日露戦争を引き合いに、戦争には理由がある、その前兆があると戦争への警鐘を口にされていました。

▲会場内で原爆パネルや戦争遺品の展示

▲折りバラ。青い空と青い海、この平和が続くようにとの願いを込めて、田中さんが参加者にくださいました。

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