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くらしの交流

くらしの交流レポート

2018.09.12 水曜日

憲法学習会が開催されました

憲法学習会「憲法ってどこにあるの~憲法の話でっせ!もっと憲法を」

講師 谷口真由美さん(大阪国際大学准教授、全日本おばちゃん党代表代行)

 98日にコムズで開催された憲法学習会には137人の参加がありました。講師の谷口さんの軽快なテンポの大阪弁に、思わず引き込まれ、あっと言う間の2時間でした。「主権者の立ち位置とは?」という問いかけから、憲法に基づき私たち主権者が何をしなければならないかを伝えてくれる講演でした。

<講演要旨>

▲講師の谷口真由美さん

私たち主権者は憲法にある自由や権利を不断の努力で保持しなければなりません。立法、行政、司法の三権分立は憲法に規定されていますが、忖度などがあってあいまいになっているところもあります。主権者は、国会議員や省庁の動きをチェックしたり、裁判を傍聴に行ったりして、不断の努力をすることが大切です。また、国会議員は国民が選挙します。最高裁判所の裁判官も国民審査があります。内閣には直接的には何もありません。動かそうとすれば世論に働きかけるよりありません。そのためメディアの役割が大きい。報道の自由があって、それで世論が形成されます。マスコミもいろいろあり、私たちは一つのマスコミでわかったように思ってはだめです。

憲法は、国民を私と置き換えて、自分の事として読むといい。憲法は自分たちが宣言して確定したので自分の事としてとらえる必要があります。基本的人権の獲得は人類の多年にわたる努力のたまものであり、民衆が権力と闘ってきた成果です。選挙権も闘って勝ち取ってきた歴史があります。今の沖縄の基地問題も同じことで、私たちの問題としてとらえなければなりません。自分に置き換えて、自分に近づけて憲法を読み、主権者として不断の努力をすることが大切です。

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