
2023年02月13日
こんにちは!
今回は、テイクアウト等を利用するときの食中毒予防のポイントについてお話しします。新型コロナウイルスが流行り、外食の回数が減り、テイクアウト等をされるご家庭が増えたのではないでしょうか?
厚生労働省が「テイアクト・デリバリーにおける食中毒予防」について飲食店に向けて衛生管理のポイントをお知らせしていますが、利用する側にも気を付ける点があると思われます。
<テイクアウト等を利用するときのポイント>
・食品を購入したらすぐに帰宅し、長時間持ち歩かないようにしましょう。長時間持ち歩く時は保冷剤を用意して低温が保てるようにしたり、すぐ食べられるように時間を考慮して注文するようにしましょう。
・温かいものと冷たいものが一緒に入っているメニューは避けましょう。
・持ち帰ったら、すぐに食べましょう。すぐに食べない場合は、冷蔵庫で保存する等、長時間常温で放置しないようにしましょう。
・テイクアウト等に向かないメニュー「半熟」卵や「レア」なお肉「生」の鮮魚介類などは避け、十分に加熱したメニューを選びましょう。
・再加熱するときは中心までしっかり加熱しましょう。
・食べる前にはしっかり手洗いをしましょう。
食中毒の予防には時間と温度の管理が重要です。テイクアウト等は、店内で食べるときと比べて、調理してから食べるまでの時間が長くなります。とくに夏場は、特に気温と湿度が高くなります。食品による事故が起こるリスクが高くなりますので、上記のポイントに注意して利用しましょう。テイクアウト等は、食べられるメニューに制限はありますが、お店の味が家庭で楽しめますね!上手に利用しましょう。
参考:消費者庁News Release
2020年11月25日
こんにちは!
もう、師走ですね。一年経つのが年々早く感じるのは歳のせいでしょうか?
今回は、今年の8月に新メンバーが配属になりましたので、紹介を行いたいと思います。
検査室の仕事は、主に微生物検査や衛生管理としての施設点検を行っています。(以前、詳しく業務内容をお話しましたので、興味のある方はバックナンバーをご覧ください)
検査室のメンバーは、信頼できる検査データーを出すために毎年外部検査機関で技能評価試験を受けて確認を行っています。
「商品をより安心してご利用していただくために」を検査室の合言葉に日々検査を行っております。
最後に、組合員さんのための検査室です。組合員さんの声で検査室も成長していきたいと思います。
2020年11月23日
こんにちは!
食欲の秋ですね。秋になると美味しいものが出回りますが、キノコは代表ですね。キノコによる食中毒のほぼ9割が秋(9月から11月)に集中しています。
今回は、これから多くなる毒キノコによる食中毒についてお話します。
食中毒の発症原因には大きく3つあります。
①細菌性食中毒②ウイルス性食中毒③自然毒食中毒です。その他に化学性や寄生虫などもあります。
毒キノコ食中毒は、自然毒食中毒(植物性)に当たります。発生場所は、家庭で食用のキノコと間違えて食べることが主な原因です。
食用のキノコと毒キノコを見分けるのは非常に困難で、素人判断は危険です。安易に採ったり、人にあげたりしてはいけません。
わが国では4000から5000種類のキノコが存在しているそうですが、食べることができるキノコは約100種類だそうです。食べると中毒になるとわかっている毒キノコは約200種類以上知られています。のこりの大半は毒性の有無もわかっていません。食べることができるキノコは意外と少ないですね。
症状は、食べた部分の有毒成分や量などによって異なりますが、主な症状としては、おう吐・下痢・腹痛などの消化器系の障害や、瞳孔の収縮・発汗・手足のしびれ・意識の混濁などの神経系の障害などが挙げられます。重症の場合は、脱水症状、けいれん、呼吸困難などを起こして亡くなることがあります。
知らないキノコは、絶対に「採らない!」「食べない!」「売らない!」「人にあげない!」
野生のキノコを食べて体調に異常を感じたら、直ちに病院を受診し、残品がある場合は持参しましょう。
くわしい情報は、厚生労働省のホームページに掲載されています。
2020年11月23日
こんにちは!これまで、商品検査室が行っている業務の中の共同購入・宅配商品、店舗商品についてお話ししてきました。今回は、夕食宅配、そのほかの業務についてお話しします。
<夕食宅配>
夕食宅配は、月曜日から金曜日まで配送しています。コースは、「夕食コース」、「おかずコース」、「デ・らっくるコース」の3種類あります。月2回、組合員さんと同じように注文し松山南支所に届けてもらい、微生物検査を行っています。製造委託工場の衛生点検は年1回、早朝の製造現場でふき取り検査、落下菌検査、作業状況の確認などを行っています。また、毎月検査データーなどの情報交換を行っています。
それ以外に冷凍したおかずや寿司、うな重などがあり、新メニューになるたびに、仕様書をもらい事前に検査を行い、確認をしています。
<その他>
微生物検査以外に組合員さんから見学の依頼があります。見学内容は、検査機器を説明し、模擬検査の実演や実際に培養した菌をお見せしたりします。また、手洗いチェッカーを使用して手洗いの仕方などを説明したり、食品衛生についての基本的な冊子などを配っています。
組合員さんのさまざまなご質問やご意見を聞き、お答えできる範囲でお答えをしています。組合員さんの検査室に対する期待や要望などを聞くことが、私達のレベルアップにつながっています。
情報発信として、組合員さんへは機関紙「La vie」にカレイドスコープのコーナーを設けて月1回行っています。ホームページには「商品検査室基本情報」「検査室から」を掲載しています。職員へは、「検査からのお知らせ」として県や市から発令される食中毒注意報の発令情報や予防などを掲載して注意喚起を行っています。
<コープえひめで行っている微生物検査項目>
一般生菌数、大腸菌群、大腸菌、乳酸菌、耐熱芽胞菌、低温細菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ属菌、腸炎ビブリオ、セレウス、クロストリジア、カビ、酵母恒温試験、細菌試験
これからも組合員さんの期待に応えられるよう、そして安心・安全な食品をお届けできるよう、品質管理に取り組んでいきたいと思います。
2020年11月23日
こんにちは!前回は、共購、宅配商品の検査についてお話しました。今回は、店舗商品についてお話します。
<微生物検査>
コープえひめには店舗が13店舗あります。13店舗の商品を毎月定期的に検査室が収去に行くのは難しいため、検査商品は、検査数を各店5検体と決め毎月店長が商品を選びます。(この検査を店長おまかせ検査と呼んでいます)主な検査商品は、各店のバックヤードで製造し販売されている食品で、刺身や握り寿司などです。その他に、集中検査として、食肉製品、魚肉練り製品、豆腐類、麺類、アイスクリームなど、テーマを決めた検査や季節商品のクリスマスケーキやオードブルなども検査します。また、デリカセンターの新商品も事前に検査を行い確認しています。
<点検業務>
施設の点検としてはミートセンターやデリカセンターを年1回行っています。ふき取り検査、落下菌検査を行い、衛生状態を確認します。また買い場点検として13店舗を1年かけて行います。冷蔵・冷凍ケースの温度点検、ロードラインを超えていないか、4S(整理・整頓・清掃・清潔)はできているか、表示は間違っていないかなどを点検しています。
新たな取り組みとして、今年度からバックヤードのふき取り検査を実施する予定です。事前にふき取り綿棒を配布し、洗浄後の器具をふき取り検査室まで送ってもらいます。洗浄がきちんとできているか、バックヤードの衛生状態が確認できるようになります。
<その他>
その他には、刺身や調理麺(冷し麺とご飯類のセット)、握り寿司などを近隣のスーパー(8店舗)から購入し市販品の検査を行なっています。微生物検査と同時に表示の内容、保存温度、盛付などを写真に撮り、よりよい食品になるよう店舗部に情報を発信しています。
2020年11月23日
こんにちは!
カレードスコープもまる6年、7年目に突入しました。今回は、初心にかえって、商品検査室の紹介をしたいと思います。
商品検査室では、食品の衛生管理、主に微生物検査を行っています。検査室は、1987年に開設されました。開設当時は、保健所などの検査機関に検査を外注していましたが、1989年からは、検査機器を導入し検査が行えるようになりました。共同購入、店舗、夕食宅配で取り扱っている食品を年間およそ2800検体行っています。
<共同購入商品>
検査室も組合員さんと同じように班を作り、カタログで注文し組合員さんと同じタイミングで商品を受け取り、毎週検査を行っています。検査を行う主な食品は、生でそのまま食べるものや豆腐、麺などです。検査を行う際には、注文した商品をカタログと照らし合わせ、案内は正しくされているか、包材の商品表示は見やすいか、包材は開けやすいかなど組合員さんの立場になって点検します。
また、カタログに載せる2か月前には、新商品会議があり、仕様書を見ながら商品を選んで事前に検査を行い自主基準に適合したものを企画しています。お中元やお歳暮、おせち料理など季節商品についても検査を行います。他には、コープランの賞味期限の設定のための保存検査や組合員さんからのお申し出の検査も行っています。
<店舗商品>
店舗商品の検査は、各店長にお願いし商品を送ってもらいます。各店のバックヤードで製造し販売されている食品が主で、刺身や握り寿司などが多いです。その他には、集中検査として、食肉製品、魚肉練り製品、豆腐類、麺類、アイスクリームなど、テーマを決めて検査をします。また、ミートセンターやデリカセンターの施設の衛生点検を年1回行っています。ふき取り検査、落下菌検査を行い、衛生状態を確認しています。買い場点検として13店舗を1年かけて点検しています。冷蔵・冷凍ケースの温度点検、ロードラインを超えていないか、4S(整理・整頓・清掃・清潔)はできているかなどを点検しています。最近は、刺身や調理麺(冷し麺とご飯類のセット)、握り寿司を近隣のスーパー(8店舗)から購入し検査を行なっています。同時に表示の内容、盛り付け、保存温度などをチェックし、よりよい食品になるよう情報を発信しています。
商品の温度チェックをしているところ